2019/06/27
レオンビアンコのワインへのこだわり
レオンビアンコは白ワインと北イタリアのお料理が自慢です。
Leon Bianco はもともとイタリア北東部のスロヴェニアとオーストリアの国境にある、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のコルモンスという小さな町にありました。
かつてのLeon Biancoはもうなくなってしまいましたが、その周りにある親しい友人のワイナリーからここ、東京のレオンビアンコのお客様に美味しいワインをお届けしています。
フリウリヴェネツィアジュリア州はソムリエ界や、ワイン通の間では「白ワインの聖地」として有名です。
これからたびたび、レオンビアンコのワインのラインナップを土地や歴史的背景とともにご紹介していきます。
今日はその第1弾!
フリウリヴェネツィアジュリア州コルモンスに行ってみた
ワイナリーの畑の中のスロヴェニアとイタリアの国境に立つ店長、植田。
イタリア北東部の片田舎であるコルモンスの農家のワインはそのほとんどが商業的に大量生産されるものではなく、基本的には自分たちで消費したり、近所の人々がテーブルワインとして買い求めるものです。
ワイナリーの子供たちが、家の中やお庭でボールを追いかけてキャーキャーと走り回る姿や、来客があると自家製のプロシュートやチーズをドンッとテーブルに置き、ご自慢のワインを開けて客人にふるまう姿などを見ると、彼らにとってのワイン造りというものが仕事というよりもむしろ生活、人生の一部なのだと感じられます。
ぶどうとともに育った子供達と共に。レンツォスグヴィンのワイナリーにて。
昨今、有機ワインやビオワインの人気が高まるマーケットの影響もあり、3年前まではみんな有機やバイオダイナミックを名乗っていましたが、名乗るには免許が必要となり状況は様変わりしたそうです。しかし、コルモンスのワインは、呼び名にかかわらず従来から自然農法で作られてきました。
なぜなら愛する家族や友人が日常的に口にするものであり、子供たちの遊び場がブドウ畑だから、必然的に余計な農薬などは使わないのです。
遠く離れたところにいるワインの飲み手である私たちも、隣の畑が収穫した安心安全な野菜を夕飯のおかずとしておすそ分けしてもらうような、そんな感覚で気負わずに安心してワインを手にしていいのだと思います。
ワイン造りが家族、友人たち、ワインを口に含むすべての人々への愛をも表現していることに深く共感し、彼らを尊敬します。
2年前からわたし達は日本ではこれまで飲むことのできなかったフリウリのコルモンスのワインを皆様にお届けしてきました。
これからも、ぜひ、造り手のワインへの愛情に思いをはせながら当店のワインをお楽しみください。
次回はワイナリーを個々にご紹介していきまーす!